2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧
ギシギシとうなるようにも聞こえる足元、目の前に広がる光景はただモノトーンであり、静まりかえったというのもそのモノトーンの作り出す形跡なのかもしれない。 その重たい足を持ち上げる様にして、北の地のアカマツの枝に積もった雪が何かの予兆の様にあち…
幼い頃、「やっぱりおまえの投げる雪玉が一番速い!」と友人たちにおだてられてすっかり気をよくした私は、何を思ったか手袋を脱ぎ捨てて、冷たく固く握ったその球体を「それもう一丁、やれどうだ!」としばらく投げ続け、皆が解散した後で、すっかり冷たく…
朝靄美しけれど、わが心妄りけり 真のそこにあなた思いしけれども、そこにあなたおらず、あぁそれではあなた何処と、思いはせども、あなたはただそこに出で、また、出で、またこのような朝靄と浮遊してしまうのです。 ところでそのあなたとは何を表すのか、…